【地元の人との交流】郷土料理やねぶた囃子で春の訪れを祝う「手ぶらで観桜会」(青森)
体験名:手ぶらで観桜会
件名:青森県
エリア名:弘前市
たくさんの桜が咲き乱れる「弘前さくらまつり」
雪国に暮らす人にとって、桜の季節がやってくるのは何よりもうれしいことです。弘前城がある弘前公園には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど約50種類、2600本の桜の木が植えられています。毎年4月下旬から花が咲き始め、ゴールデンウィークには見頃となり、毎年多くの人が訪れます。この時期に行われるのが、「弘前観桜会」という名前でスタートした「弘前さくらまつり」。2018年には100周年を迎えました。
地元の人と交流もできる「手ぶらで観桜会」
まつりの期間中は、多くの人たちがたくさん並ぶ出店のなかを歩きながら飲食する姿が見られます。それはそれで賑やかで楽しいものですが、せっかくここまで来てくれた観光客の方に、地元の人と交流しながら桜と食事を楽しんでもらえる方法はないかと考え、誕生したのが「手ぶらで観桜会」です。昔の人たちが春の訪れを祝うために開いた観桜会の雰囲気を体験してもらいたいと2011年から始まりました。
桜の木の下、忍者が出迎えてくれることも
「手ぶらで観桜会」は、その名の通り、手ぶらで花見を楽しめる企画。コースは、通常コースと極コースの2つ。予約をして、会場へ行くと、絶好のビューポイントに席が用意されています。その昔、弘前には忍者がいたともいわれ、忍者姿の地元スタッフが出迎えてくれることもあります。この忍者、外国人観光客にとても人気があるそう。極コースは、ござの上に座椅子と座布団を用意してあり、気分はお殿様です。
桜とともに、郷土料理や地酒を味わえます
地元の仕出し屋が作るお弁当には、イカやアンコウを使った弘前の郷土料理や地元の食材を用いた料理が取り入れられています。2段重になっている極コースのお弁当には、地元の人たちが花見の席で昔から食べていた「トゲクリカニ」「ガサエビ」を使った料理も。また、弘前には三浦酒造をはじめ、酒蔵がいくつかあり、地元の日本酒も用意されています。ときには、忍者がおしゃくをし、おもてなしをしてくれることもあります。
ねぶた囃子がお祝い気分を盛り上げます
昔の観桜会は、ござの上に料理を並べ、お酒を楽しむだけでなく、三味線やお囃子で盛り上がっていたそう。そこで、この企画でも弘前らしいものをということで、地元の演奏家たちが青森の夏の風物詩「ねぶた祭り」のお囃子を披露。ねぶた囃子の笛や太鼓に合わせて、参加者の人たちが一緒に踊ることもあります。後片付けもスタッフがしてくれるので、楽しい気分のまま帰ることができるのも魅力です。
手ぶらで観桜会
開催日時 2019年4月23日(火)~5月3日(金)
開催場所 弘前公園
電話番号 0172-34-9710(コンシス)
料金 通常コース(1万5000円)、極コース(3万円)※完全予約制
アクセス JR弘前駅からタクシーで約10分
URL https://sakura.hirosakipark.jp/