【地元の人との交流】津軽三味線など、列車に揺られながら地元の伝統文化に触れる(青森)
体験名:日本海を走る「リゾートしらかみ」に乗車
県名:青森県、秋田県
エリア名:JR五能線秋田駅~弘前駅
車窓からの眺めが美しい「リゾートしらかみ」
世界自然遺産に選ばれた豊かな自然を誇る白神山地。このエリアの日本海沿いを走っているリゾート列車が、五能線「リゾートしらかみ」です。その距離は、青森県の川部駅と秋田県の東能代駅を結ぶ147.2㎞。車窓から見える日本海の美しい眺めを楽しめます。また、沿線には白神山地のほかにも、日本の夕陽百選にも選ばれた「千畳敷」、ブナの森に点在する大小33の湖や沼がある「十二湖」など、ぜひ立ち寄りたい見どころがたくさんあります。
伝統の人形芝居を車内で観劇
「リゾートしらかみ」に乗車すると、地元の伝統文化に触れることができる車内イベントが行われます。そのうちのひとつが、全編青森県津軽地方の方言で繰り広げられる「津軽伝統 金多豆蔵人形芝居」。青森県中泊町の無形民俗文化財に指定されています。酒呑みで失敗ばかりする金多と、慌て者で情にもろい豆蔵のコミカルなやりとりが楽しめます。実施はJR東日本秋田支社のホームページで確認を。
やわらかな津軽地方の方言で語られる昔話
車内で行われるアトラクションのひとつに、津軽地方の方言による「語りべ」があります。これは、津軽に古くから伝わる昔話を語りべが聞かせてくれるというもの。ゆっくりとしたやさしい津軽地方の方言は、どこか懐かしさを感じさせます。語りの時間は15分ほど。川部駅から陸奥鶴田駅の間で語ってくれます。津軽富士とも呼ばれる雄大な岩木山を眺めながら、耳を傾けてください。実施日は、土・日曜、祝日、振替休日、年末年始など。詳しくはホームページで確認してください。
津軽三味線の車内演奏も楽しめます
車内に響き渡る、津軽三味線の力強い音…。「リゾートしらかみ」の1、2、3号で、運転日にいつも実施されるのが、津軽三味線の生演奏です。速いテンポに合わせ、バチを叩きつけるような独特な弾き方で、「津軽じょんがら節」など代表的な民謡を唄いあげます。鯵ケ沢駅から五所川原駅の間で、約20分演奏が行われます。
停車時間も観光を。ご当地グルメもいろいろ
このほか、停車時間を利用した観光体験メニューも。高校バスケットボールの強豪校がある能代駅のホームにはバスケットゴールがあり、1、3号の停車時間にはフリースロー体験ができます(冬季は実施しません)。2、3、4、5号は、千畳敷駅で15分停車するので、広々とした岩畳を散策することも可能。また、沿線にはさまざまなご当地グルメがあり、写真の「深浦マグロステーキ丼」は、青森県深浦町で水揚げされた天然本まぐろを3種類の小丼で提供。刺し身、片面焼き、両面焼きのマグロづくしの丼御膳が楽しめます。
日本海を走る「リゾートしらかみ」に乗車
開催日 通年
電話番号 050₋2016₋1600(JR東日本お問い合わせセンター)
料金 乗車区間により異なる
URL http://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/index.html