地元食材の良さを生かした秋田イタリアン

秋田の旬野菜をたっぷり味わえるひと皿

のどかな田園が広がる大仙市郊外に4年ほど前にオープンした「ジュエーメ」。開いたのは東京のイタリア料理店「フィオッキ」で3年間修業し、故郷の食の豊かさを世に広めたいと一念発起した佐々木省吾さん。提供するのは「フィオッキ」で学んだ北イタリアの料理。シンプルな味付け、オリーブオイルよりはバターを使い、パスタは手打ち…そうした特徴のある北イタリア料理は「風土が似る郷里の大仙市の食材にマッチした」と佐々木シェフ。ことにおすすめの食材は、地元で知り合った「T-FARM」の農薬・化学肥料を使わない生命力あふれる野菜で、味も香りも濃厚。食べた人に大きな驚きをもってもらえることも多いのだそう。

多くの人に秋田の食の豊かさを知ってもらいたい

狩猟文化が色濃い秋田では、地元で飼育されている食用ウサギ、狩猟で獲れるカモ、イノシシなど、メインの食材も個性豊かです。「地元の良さが伝わるような店にしていきたい」そうした佐々木シェフの思いもあり、食材だけでなく器や店内の調度品などにも、秋田産のものが随所に使われています。ワインもメインのイタリア産のほか、時折、秋田県産のワインが登場することも。秋田への想いと厳選食材が織りなす、地元に根ざした個性的なイタリアン。ランチ、ディナーともコース料理のみで、基本的に要予約となります。