旅の日程
1日目 花巻空港→小岩井農場→田沢湖→角館→イタヤ細工→角館山荘侘桜宿泊
移動距離 約133km
2日目 八幡平→柴田慶信商店→十和田湖→奥入瀬渓流→奥入瀬渓流ホテル宿泊
移動距離 約246km
3日目 奥入瀬渓流→蔦七沼→八甲田ロープウェー→ランプの宿青荷温泉宿泊
移動距離 約60km
4日目 白神山地→岩木山神社→弘前散策→レストラン山崎→青森空港(帰路)
移動距離 約110km

【1日目】神秘の湖・田沢湖と武家屋敷の町並みを楽しむ


龍になったという伝説が残る「たつこ姫」の像が立つ田沢湖

岩手県の花巻空港から北へ向かい盛岡市へ。岩手山を望みながら、国道46号で秋田方面に向かいます。途中の雫石町では、日本の観光農場の草分け的な存在である小岩井農場へ立ち寄ります。岩手山麓に広がる広大な農場で遊んだあとは秋田県へ入り、日本一深い湖・田沢湖へ。最大深度は423.4メートルで、その深さゆえ冬でも凍ることはありません。遊覧船もあり、翡翠色の水をたたえる湖面をゆっくり遊覧できます。


角館では、春、武家屋敷通りと満開の桜が同時に見られる

かつて佐竹北家の城下町として栄えていた角館は、黒板塀に囲まれた武家屋敷が多く残っています。その雅な雰囲気から「みちのく(東北)の小京都」などと呼ばれることも。しだれ桜が満開となる春はことに美しい景観となります。現存する武家屋敷の1つ、松本家では角館に200年以上昔から伝わる伝統工芸・イタヤ細工の実演販売も行っているので、散策途中に気軽に立ち寄ってみましょう。宿泊は源泉かけ流しの天然温泉が旅の疲れを癒してくれる、角館山荘侘桜へ。

【2日目】山、湖、渓流…岩手・青森で自然美を満喫


八幡平山頂に佇む八幡沼

角館から玉川温泉などが湧く、国道341号を通って八幡平を目指します。標高1614メートルの八幡平は、多くの温泉が点在する自然豊かな山です。山頂まで気軽にトレッキングができるのも魅力で、基本的なコースであれば、駐車場から約1時間程度で登って下りて来られます。天気のよい日は、水面に空の青をくっきり映す八幡沼の姿をぜひ見に行きましょう。八幡沼からさらに北へ向かい、大館方面へ。秋田杉を使った曲げわっぱで知られる柴田慶信商店で、匠の技を見学するのもおすすめです。


秋田県と青森県にまたがる十和田湖

十和田火山の噴火によってできたカルデラ湖・十和田湖。湖の周囲にはいくつかの展望台がありますが、なかでもおすすめなのが瞰湖台です。コバルトブルーの水と深緑の森が織り成す見事なコントラストを一望できます。十和田湖では、カヌーツアーやボートアドベンチャー、遊覧船などアクティビティも豊富に揃っています。2日目の宿泊は、十和田湖から近い奥入瀬渓流にある、奥入瀬渓流ホテルへ。

【3日目】広葉樹と渓流を眺めながら奥入瀬を歩く


清流が約14kmに渡って続く奥入瀬渓流

奥入瀬渓流ホテルでは、奥入瀬の自然を楽しめるいろいろなアクテビティを開催しています。約2時間20分ほどで渓流沿いをガイドしてくれる「奥入瀬ガイドウォーク」、奥入瀬を眺めながら朝食がとれる「渓流テラス朝食」、「レンタサイクル」など。季節によってプログラムが変わるので、詳細は宿に確認を。
奥入瀬渓流から近い八甲田山麓に位置する蔦沼も、自然散策におすすめのスポット。広葉樹の森は、夏の緑、秋の紅葉がことのほか鮮やかです。


八甲田ロープウェーで空中散歩を楽しむ

山麓と山頂を結ぶ100人乗りのロープウェイ。眼下には樹海が広がり、空中からは森全体がよく見えます。山頂までの標高差は650メートルで、ロープウェーの所要時間は約10分。その間、樹海の絶景を楽しみましょう。3日目の宿泊は、ランプの宿青荷温泉へ。東北きっての秘湯として知られ、山深い青荷渓谷沿いに佇みます。ランプの明かりが灯るなかで入る渓流近くの露天風呂は、また格別な趣です。

【4日目】世界有数の規模のブナの森・白神山地へ


ブナの森が気持ちいい白神山地の森

岩木山が美しく眺められる弘前を抜け、西目屋村から世界遺産・白神山地へ向かいます。いったん白神山地ビジターセンターで情報収集をしてからトレッキングに行きましょう。ルートによっては一部通行止めなどの場合もあります。白神山地のトレッキングのあとは、岩木山の麓にある歴史ある岩木山神社へ立ち寄ってみましょう。弘前藩主が建立したというヒバ造りの神社は見ごたえたっぷり。本殿や拝殿などは国の重要文化財に指定されています。

その後、弘前市街に戻り、弘前城やレトロな洋館、最勝院五重塔などを巡りつつ、レストラン山崎で青森食材をふんだんに使ったフレンチを楽しむのもおすすめです。