体験名:山伏修行体験塾
件名:山形県
エリア名:鶴岡市羽黒町

古くからの日本の精神を伝える修験道の聖地

修験道とは、日本古来の山岳信仰に仏教や道教などが取り入れられた宗教のこと。日本における三大修験道のひとつが、山形県の中央に連なる出羽三山の羽黒修験道です。出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山の3つの山の総称。古くから東北を代表する神聖な場所として、日本屈指の霊場として知られてきました。羽黒山が現世、月山が前世、湯殿山が来世を表すとされ、3つの山をお参りすることで人は生まれ変わるといわれています。

世間と切り離された山での修行を体験

俗世間から離れて聖なる山に籠もり、修験道の厳しい修行を続ける出羽三山の山伏たち。その修行の一端を体験できるのが「山伏修行体験塾」です。儀式などで使われる白い上下の白装束を身にまとい、断食や水絶ちなどの「十界の行」の一部や滝行を行うことで、日本人に宿る精神文化に触れることができます。コースは1泊2日と2泊3日の2つ。修行体験中は、財布や時計、カメラ、携帯電話などは一切持たず、風呂も入らず、歯磨きや化粧もしない状態の装束姿で過ごします。

自然の中でとことん自分と向き合う時間

体験中は、自然の中に身をゆだね、自然のエネルギーを体に吸収していきます。辛く、厳しいと感じられる修行ですが、自分自身と向き合い、自分を見つめ直す時間にもなるので、迷いが取り除かれるという感想も聞かれます。2泊3日の1日目は、神事などで使われる白装束に着替えて山へ入っていきます。衣食住に対する欲を捨て、心身を清浄にするために羽黒山にある参拝所を歩いて巡ったり、「床固め」といわれる座禅を組む時間などが設けられます。食事は一汁一菜となっています。

火渡りを経て、新たな自分に生まれ変わる

2日目も月山を歩いたり、床固めが行われたりします。滝に打たれ精神を統一する「滝うち」、唐辛子などをいぶした部屋の中で過ごすことで空気の大切さを知る「忍苦の行」、装束のまま相撲を取る「天狗相撲」なども体験します。3日目の最後には、火を飛び越えて新たな自分に生まれ変わる儀式「出生式」を経て終了。その後は、無事に修行を終えて新たな自分になったことを、共に修行した者同士で語らい、食事やお酒を楽しむ「精進落とし」の時間があります。

日本の食の奥深さを感じられる「精進料理」

出羽三山の羽黒修験道といえば、「精進料理」。肉、魚、卵などを断ち、身を清めてから神聖な山に入るための食事、山の恵みを体内に取り入れ心身を浄化する食事とされています。出羽三山の精進料理の調理法や食材に対する考え方などは、日本料理全体のレベルアップに大きく貢献したともいわれています。ちなみに、山伏修行体験の「精進落とし」の際には、この精進料理に肉や魚を使った料理も一緒に提供されます。

山伏修行体験塾
開催日時 ホームページで要確認
集合場所 いでは文化記念館(山形県鶴岡市羽黒町手向字院主南72)
電話番号 0235-62-4727(羽黒町観光協会)
料金       2泊3日3万2000円 ※完全予約制
アクセス JR鶴岡駅からバスで約45分
URL  https://hagurokanko.jp/341-yamabushisyugyou/taikenjuku/