宿名:山形座 瀧波
県名:山形県
エリア名:南陽市

源泉から直接湯船へ。温泉も新しくなった

山形県南陽市にある赤湯温泉は、開湯925年が経つ山形を代表する温泉です。江戸時代には殿様が入る御殿湯として栄えた歴史もあり、古くから保養所として賑わっていました。「山形座 瀧波」も創業から100余年の老舗宿です。2017年には全館リノベーションを行ない、全客室露天風呂付きの宿に生まれ変わりました。その際、源泉かけ流しの湯が、直接湯船に届くよう配湯経路を見直しました。加水せずにバルブの開閉だけで湯温調整を行っています。

座敷蔵、土蔵、板蔵などかつての蔵を客室に改装

2017年のリノベーションを経て大きく変わったのが客室です。蔵を造り変えた「KURA」、庭と桜を望む「SAKURA」、山形の伝統工芸品などが室内に飾られた「YAMAGATA」の3タイプ。広々と使えるツインルームが基本構成。すべての客室に源泉かけ流しの湯が満ちる露天風呂が付いていて、1階は蔵王石、2階は檜風呂となっています。なかでも7室の客室がある「KURA」は、時代を経た蔵ならではの雰囲気の良さから人気を集めています。

置賜の旬を毎日味わう「ダイニング1/365」

館内にある「ダイニング1/365」は、山形の旬の食材を使ったさまざまな料理が楽しめるレストランです。料理の主役は野菜。南陽市のある置賜地方は、無農薬有機栽培に取り組む農家が多く、新鮮なオーガニック野菜が年間を通して生産されています。オカヒジキやウコギ、雪菜など味わい深い伝統野菜が登場することも。メインディッシュを彩るのは、日本海庄内浜で獲れる旬の魚介や肉質のいい鶏肉、米沢牛のフィレやランプなど。食材の宝庫・山形の味を存分に楽しめます。

さまざまなシーンを演出するラウンジ「1916」

「山形座 瀧波」の本館は築350年、上杉藩ゆかりの建物を移築したものです。館内の1階にはチェックインからチェックアウトまで無料でコーヒーなどの飲み物が楽しめるラウンジ「1916」があります。夕食後はバータイムとなり、セルフサービスでウイスキーなどのアルコールも提供。そのほか、ラウンジでは山形県の代表的な祭り「花笠踊り」や置賜地方に伝わる昔話の語り部なども行なわれます。

米どころとして知られる東北のなかでも、山形は特に良質な米の産地として知られています。瀧波では「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を連続受賞している農家の有機無農薬栽培の「夢ごごち」や「コシヒカリ」、全国的に人気の銘柄「つや姫」などを厳選して使用。飯豊山の「秘境の水」で朝晩とも炊き上げます。

施設名 山形座 瀧波
所在地 山形県南陽市赤湯3005
電話番号 0238-43-6111
アクセス JR赤湯駅から車で10分
URL http://takinami.co.jp/