皿の上に描かれたアートを味わう、独創的なヌーベルキュイジーヌ

パリの三ツ星で修業を積んだシェフによる新感覚のフランス料理

東北でいちばんのにぎわいを見せる大都市・仙台。駅のすぐそばから続くアーケード街の一角のビルに、フランス料理店「nacrée」はあります。店内に足を踏み入れると、そこは街の喧騒を忘れさせてくれるアーティスティックな空間。店内の空間デザインは、2020年の東京オリンピックに向けて建設が進む新国立競技場のデザインでも知られる建築家・隈研吾氏が手掛けたもの。荘厳なパイプオルガンのように並ぶアクリルの透明な筒が壁一面にあしらわれ、幻想的な雰囲気を醸しています。

若きオーナーシェフの緒方稔氏は、イタリアやフランスの星付きレストランや、パリの三ツ星レストラン「ASTRANCE」で腕を磨きました。2012年のオープン当初から、シェフが創り出す繊細で芸術的なヌーベルキュイジーヌは話題となり、多くのグルメファンの心を引きつけています。

繊細な火入れとアートな盛り付けで一皿ごとに訪れる感動

シェフが「ASTRANCE」で感銘を受け、「nacrée」でも目指しているのは、化学的とも言える精密な火入れで生み出す繊細で完成度の高い料理。オールIH調理により温度管理を徹底し、食材ごとに旨みや食感を的確にコントロールします。素材の美しさが引き立つよう、皿の余白を生かした盛り付けは絵画のような美しさ。一皿目の料理で供されるシャガールの華やかな絵皿や、シェフの出身地・茨城県の笠間焼の器を、料理に合わせて巧みに使い分けます。

アミューズから前菜、メイン、デザートにいたるまで、ランチは約10皿、ディナーは約15皿。ワインとのペアリングをオーダーすると、フランスを中心に100種類以上そろうワインやシャンパンから、料理ごとに相性のよい1杯を厳選し、ワイン好きも満足させてくれます。